税法

2008年05月09日

旧「PRIDE」のミルコ・クロコップ氏、バンダレイ・シウバ氏、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ氏、マーク・ハント氏らが、ファイトマネーやテレビ出演料にかかる消費税の申告を適正にしていなかったとして東京国税局の税務調査を受け、少なくとも5人が平成18年までの3年間で計約2000万円の申告漏れを指摘されており、修正申告に応じたとのことです。

ニュース

彼らの住居は外国にあります。しかし、消費税は、今回のように日本国内で取引を行った場合には、日本国内で納税義務を負います。

ただし、納税義務があるのは、課税期間の前々年の課税売上高が1,000万円を超えた場合です。彼らの課税売上高は、余裕で1,000万円を超えているでしょう。

ニュースによると、消費税の仕組みが外国人に周知されていなかったもので、選手の代理人ら関係者は同国税局の調査に対し、「(制度を)知らなかった」などと話したとのことです。

しかし、ニュースのように「修正申告」をした、ということであれば、すでに一旦申告をしたということなので、「制度を知らなかった」のではなく、「申告したけれども一部漏れてしまった」ということでしょう。

消費税課否判定ハンドブック 平成19年版 (2007)



taniharamakoto at 20:24 

2008年04月08日

銀座の高級クラブで脱税だそうです。

東京地検特捜部は、2008年4月3日、銀座の高級クラブの女性経営者とホステスを所得税法違反(脱税)で在宅起訴したそうです。

女性経営者は、2005年〜2007年にかけて、銀座の3店舗のクラブ在籍100人を超えるホステスから源泉徴収した所得税約2億4600万円を納付せず、ホステスの方は、2004年〜2006年までの3年間の所得約2億1400万円を隠し、所得税約3600万円を免れたとのことです。

給与に対する源泉徴収というのは、所得税法第183条以下に定めれています。会社員も同様ですが、国内において給与を支払う者(経営者、会社等)は、給与を支払う時に、所得税(本来、給与をもらう人が納めるべき所得税です。)を徴収して、翌月10日までに納税する義務を言います。

今回、女性経営者は、この源泉徴収したはずの所得税の支払いをしなかった、という疑いがもたれているわけです。

「源泉徴収を知らなかった。」という法律の不知では逃げられませんので、経営者は気をつけていただきたいと思います。

起業から1年目までの 会社設立の手続きと法律・税金
税金は「裏ワザ」で9割安くなる―元国税調査官が明かす禁断の節税術



taniharamakoto at 22:25 

2008年03月20日

大阪市生野区の姉妹が、相続税28億6000万円を脱税した疑いで、大阪地検特捜部に逮捕されています。

遺産総額は75億円以上にのぼるも、相続税の申告ではそのうち16億円のみを申告し、59億3000万円の相続財産を隠した、との容疑です。

手口としては簡単で父親の生前から預金などの相続財産を解約換金し、現金を自宅のガレージに隠しておいた、というもの。ガレージは一万円札であふれかえっていたことでしょう。

相続税は累進となっており、相続財産が多ければ多いほど相続税も高額となります。

基礎控除後の各法定相続人の取得金額に応じて、以下の税率が適用されます。

1,000万円以下 10%
1,000万円超3,000万円以下 15%
3,000万円超5,000万円以下 20%
5,000万円超1億円以下     30%
1億円超3億円以下         40%
3億円超                50%

ただ、正確な相続税額は、課税標準額の計算や相続分に対応した計算、各種加算・控除などを経た上で計算されますので、一応の目安といったところです。

上記姉妹が仮に有罪になった場合には、実刑となるでしょう。ガレージのお金すべてが相続財産と認定されるかどうか別として(明確な証拠がないため)、これほどの相続税巨額脱税事件は聞いたことがありません。

脱税のススメ―バレると後ろに手が回る
脱税―元国税調査官は見た (祥伝社新書)



taniharamakoto at 17:37 
livedoor プロフィール
無料メルマガ!

読者数約17,000人
「弁護士 谷原誠の仕事の流儀」
(マガジンID:0000143169)
メールマガジン紹介

今すぐ登録を!

Powered by まぐまぐ

谷原誠の著書

●人を動かす質問力(角川書店)
●人生を思い通りに変える51の質問(角川書店)
●交通事故訴訟における高次脳機能障害と損害賠償実務(ぎょうせい)
●交通事故訴訟における脊髄損傷と損害賠償実務(ぎょうせい)
●交通事故被害者のための損害賠償交渉術(同文館出版)
●弁護士がきちんと教える交通事故示談と慰謝料増額(あさ出版)
●弁護士・谷原誠式「戦略的交渉術」の極意(宝島社)
●弁護士の論理的な会話術(あさ出版)
●問題を見抜き、先回りし、手を打つ!(三笠書房)
●事業と資産を守りぬく新信託法活用術―資産防衛のための万能薬(カナリア書房)
●確実な債権回収のやり方と法律知識(同文館出版)
●するどい「質問力」! 図解問題を1秒で解決する(三笠書房)
●弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術(日本実業出版社)
●『私と仕事、どっちが大事?』はなぜ間違いか(あさ出版)
●『私と仕事、どっちが大事?』はなぜ間違いか〜実践編(あさ出版)
●思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術(同文館出版)
●他人を意のままにあやつる方法(KKベストセラーズ)
●病院の「医療費回収」マニュアル(ぱる出版)
●訴えてやるっ!―たったひとりの裁判奮戦記(扶桑社 )
●社長!個人情報、その取り扱いはキケンです。(あさ出版)
●意のままに人を動かす心理技術(KKベストセラーズ)
●賃貸トラブル 交渉と解決法(あさ出版)
●これで万全!手形・小切手がわかる本(ティーエスケー)

twitter
Archives
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ