物語

2012年02月14日

キツネ君が朝起きてくると、妻が台所にいたので、妻に「おはよう」と挨拶をしたが、妻は、何も答えなかった。

キツネ君は「挨拶くらいしたらどうだ!?」と怒鳴ったが、妻は「あら?聞こえなかったわよ」と答えた。

キツネ君は、「聞こえないはずないじゃないか。わざと無視したに決まっている」とイライラしながら朝食を食べたが、イライラしていたので、味もよくわからなかった。

キツネ君は、家を出て、電車で会社に向かったが、混み合った車内で、隣の人がこっちを押してくるような気がした。

キツネ君は、朝のこともあり、気が立っていたので、負けずに押し返したところ、相手もまた押し返してきた。そんなことを繰り返しながら、ますますイライラしながら会社についた。

キツネ君が仕事の準備をしていたら、今日は弁当を持ってくるのを忘れたことに気がついた。

「ああ、なんてついてないんだ。妻も確認ぐらいすればいいのに!後で家に電話して、文句の一つも言ってやろう!」と、ますますイライラいがつのってしまった。

そんなことで、キツネ君は、頭に血が上ったままになってしまい、仕事に集中できず、ミスを犯し、さらにイライラしてしまった。

結局その日は、ろくに仕事らしい仕事ができなかったので、イライラしながら会社を出て家に帰った。

家に帰る途中も、「今日はついてなかった。もとはといえば、妻が朝挨拶をしなかったからだ。

もう二度と挨拶なんかするものか」と、今夜の家庭内の雰囲気も悪くなりそうなキツネ君だった。


シロクマ君が朝起きてくると、妻が台所にいたので、「おはよう」と挨拶したが、妻は答えなかった。

シロクマ君は、「聞こえなかったのかな?」と思い、もっと近くで「おはよう」とさわやかに挨拶した。

すると、妻は、ようやく聞こえたようで、「おはよう」と笑顔で挨拶を返した。

シロクマ君は、妻と会話を楽しみながら、朝食を食べ、会社に向かった。

混み合う電車内で、隣の人がこっちを押してくるような気がした。

シロクマ君は、「なんだろう?」と思ったが、気にしないでいた。

ところが、まだ隣の人がこちらを押してくるような気がした。奥の方に行きたいのかと思ったので、「こちらの場所の方が良かったら、場所を変わりましょうか?」とさわやかに聞いた。

すると、隣の人は、「あっ、すみません。さっきから当たってしまって。なんでもありません」と恐縮していた。

シロクマ君が会社に着くと、弁当を持ってくるのを忘れたことに気づいた。

シロクマ君は、すぐに妻に連絡して、弁当を忘れたことを謝り、昼に食べておくように伝えた。

そして、「せっかく外食するのだから、友人と食べよう」と思い、友人に連絡をして、昼食の約束をして、情報交換などしながら、楽しく昼食を食べた。

有益な情報を得ることができた。

シロクマ君は、1日中仕事に集中し、成果を上げ、帰宅した。よく働いてお腹がすいたので、夕食もたっぷり食べ、ぐっすり眠った。


普段、生活をしていると、日常生活の些細なことが気になったり、悩んだり、頭にきたり、することがあります。

しかし、それにより、もっと大事な仕事などが影響を受けてしまうことがあります。

しかし、その些細なことを思い悩んで、何か解決するでしょうか?

些細なことを思い悩むメリットがどこにあるでしょうか?

些細なことを思い悩まないで済ますデメリットは?

答えは、すべて「ノー」です。

いいことは何もありません。

フランクリンは、自分が守るべき13の徳目の11で、「平静」つまり、「小さなこと、つまり、日常茶飯事や、避けがたい出来事で心を乱さないこと。」をあげています。

それほど、普段から意識していなければ、日常の些細なことは、私たちの心を支配しやすく、また集中力を奪ってしまいます。

些細なことに心を奪われそうになったら、「ああ、また私の心を奪おうとしているな。いけない。いけない。どうせ些細なことだ」と思って、やり過ごしましょう。

肩肘張らず、些細なことを気に病むのはやめましょう。

その方が、ずっと幸せな生活を送ることができるでしょう。



taniharamakoto at 22:32コメント(3)トラックバック(0) 

2012年01月29日


今日も、私のメルマガから。



キツネ君は、大学を出て、ある会社に入社した。


ビジネスを憶え、将来は自分の会社を持ちたいと希望に胸をふくらませていた。


キツネ君は、勉強するためにビジネス書をたくさん読んだ。


仕事で他の人よりも抜きん出るために、仕事に関する本をたくさん読んだ。


すると、どの本も切り口は違っても、だいたい同じようなことが書いていることに気づいた。


「なんだ。この本に書いてあることは、先日読んだ、あの本にも書いてあったぞ。たいした本じゃないな」


そして、もっと良い本がないかと、他の本も読んでみた。


すると、また同じようなことが書いてあった。


キツネ君は思った。


「なんだ。みんな昔の本の焼き直しじゃないか。もっと独自性のあることが書けないのかな」


そして、また本を探しては読んでみるのだった。


しかし、やはりどれも同じようなことが書いてあった。


「結局みんな同じようなことが書いてあるな。あまり読んでも意味がないぞ」


そして、キツネ君は、本を読むのをやめてしまった。


キツネ君は、本を読むのをやめてしまったので、なかなかモチベーションも上がらず、仕事で他の人より抜きん出ることができなかった。


そして、いつまでも独立できず、いつまでもその会社で働き続けた。


シロクマ君は、キツネ君と同じ大学を出て、同じ会社に同期入社した。


ビジネスを憶え、将来は自分の会社を持ちたいと希望に胸をふくらませていた。


シロクマ君は、勉強するためにビジネス書をたくさん読んだ。


仕事で他の人よりも抜きん出るために、仕事に関する本をたくさん読んだ。


ある本では、「ビジネスで成功するには、目標を明確にし、そこから逆算して今すべきことを考えろ」と書いてあった。


そこでシロクマ君は、改めて目標を立て、そこから逆算して今すべきことを明確にした。


そして、それを実行した。


ある本では、「他人の立場にたって考えられる人が、ビジネスで成功する」と書いてあった。


そこで、シロクマ君は、営業の仕事に時に、「この人は、何を望んでいるのだろう?私が何をしてあげれば嬉しいと感じるだろう?」と一生懸命考えた。


そして、それを実行したら、顧客の信頼を得るととも、顧客のニーズにぴったりのサービスを提案できるようになり、営業成績がぐんぐんあがっていった。


シロクマ君は、本を読んだら、その本に書いてあることを、最低1つ、必ず実行することにしていた。


シロクマ君は、どんどん実力をつけ、会社内でも目立つ存在となり、どんどん昇進していった。


それでもシロクマ君は、勉強を続けた。


本を読み、その中に書いてあることを必ず実行し続けた。


ついにシロクマ君は、独立をはたし、自分の会社を持つことになった。


シロクマ君は、経営の本、マーケティングの本を読むようになった。


そこに書いてあることも、強い意志で、必ず実行するようにした。


失敗もあったが、シロクマ君の会社は、順調に発展していった。


そして、シロクマ君は最後に自分の本を書いた。


その本には、こう書いてあった。


「全ての人から、全ての本から学ぶことが重要だ。


しかし、もっと重要なことは、学んだことを実行することだ。」




私たちは、知識が増えてくると、シロクマ君ではなく、キツネ君になりがちです。


つまり、頭だけで考えて行動せず、単なる批評家になりがちです。


しかし、それでは、この物語のキツネ君に成り下がってしまいます。


シロクマ君のように成功したかったら、常に学ぶこと、そして、それを必ず実行に移すことです。


今週は、私のはじめての仕事術の本が出ます。

成功するための行動力について、書いています。


ぜひ、読んで、そして、行動に移していただければと思います。


同業の弁護士から「どうしてそんなに仕事ができるの」 と言われる私の5つの仕事術/谷原 誠

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taniharamakoto at 18:56コメント(0)トラックバック(0) 

2011年12月11日

シロクマ君とキツネ君は、同じ高校に通っている高校生だ。

来年大学受験を控えている。

キツネ君は、頭はいいが、気分にムラがある。

母親が、「勉強しなさい」と言っても、「今は気分が乗らないんだ。気分が乗らない時に勉強しても、頭に入らないよ。やる気になれば、俺はできるんだから」と言って、昼間はゲームに夢中になっている。

そして、夜9時ころになると、「あっ、そろそろ勉強しないと、やばいな」と思い、焦りから、勉強を始めるのだった。

それでも、成績はそれなりだった。


シロクマ君は、頭はよくないが、努力家だ。


家に帰ると、すぐに教科書を開いて勉強を始める。

母親は、シロクマ君に「帰ったら少し休んだらどうなの?いきなり勉強しても、頭に入らないでしょう」と言うが、シロクマ君は、次のように言った。


「僕にはそんな余裕はないんだ。頭が良くないから、他人より多く勉強しなくちゃならない。気分が乗るのを待ってたら、いつまでたっても他人に勝てないんだよ」

母親は、これを聞いて、何も言えなくなってしまった。


月日が経ち、いよいよ大学受験になった。


誰が受かっただろうか?

キツネ君は、不合格だった。

キツネ君は、「自分はやろうと思えばいつでもできる」と自信満々だった。

しかし、毎日家に帰ると気分が乗らず、ゲームを続け、遅い時間になってようやく勉強を始める始末だったから、勉強時間が足りなかった。

他の人達の勉強時間の増加によって、成績が次第に落ちていった。


シロクマ君は合格した。


シロクマ君は、家に帰るとすぐさま勉強を開始した。大学に合格することが、自分が今すべきであることを知っていたからだ。



女流作家のパール・バックは、こう言っている。


「私は気分が乗るのを待ったりはしない。そんなことをしていては何も達成できないから。とにかく仕事に取りかかるのだという意識が必要なのだ。」


彼女は、愛娘の病気が悪化し、重度の知的障害をもつ子供となり、その世話に追われながら、偉大な作品「大地」を著し、ノーベル賞、ピューリッツァー賞を受賞した。

彼女は、もちろん、自分の気分など待ってはいられなかっただろう。

では、私たちは、自分の気分を待っていていいのだろうか?


それとも、目の前のやるべきことに、今すぐ取りかかるべきだろうか?


答えは、明らかだと思う。

さあ、今すぐ始めよう。




taniharamakoto at 11:27コメント(8)トラックバック(0) 

2011年11月12日

キツネ君は、トラ君が工場長を務める工場で働いていた。


トラ君は、いつも機嫌が悪く、すぐに怒鳴っていた。


「作業が遅いぞ!」
「休憩なんかとるんじゃない!」
「終わるまで帰るな!」

キツネ君は、肉体的にも精神的にもヘトヘトになり、帰りには、いつも作業員仲間と一緒に赤提灯で酒を飲み、工場長の愚痴を言い合って、ストレスを発散するのが日課だった。

「俺だって一生懸命やってるんだ。トラ君がそんなことを言うなら、自分でやってみろってんだ。何も知らないくせに文句ばかり言うんじゃない。無能な上司を持つと疲れるよ」

そんな愚痴を言い合うのだった。


次の日も、また次の日も、同じことの繰り返しだった。

キツネ君は、思った。

「どうしてあんなに分からず屋なんだ。いい加減こっちの事情も理解して欲しいよ」

しかし、トラ君は変わらず怒鳴り続けるのだった。


ついにキツネ君はストレスから工場を辞めた。


シロクマ君は、キツネ君と入れ替わりに工場に勤めだした。

トラ君があまりに怒鳴り散らすので、シロクマ君も、次第にストレスがたまり、キツネ君と同じように赤提灯で愚痴を言い合っていた。

しかし、シロクマ君はふと思った。

「こんなことしていても何も変わらない。トラ君だって、自分の立場があるから、怒鳴っているだけだ。工場の業績を良くしたいという点では利害が一致するはずだ」

そして、シロクマ君は、翌日から態度を変えた。

作業員の効率が上がるように、作業員同士の作業量を競争形式にし、成績によって給料を上乗せするようトラ君に提案し、採用された。

仕入金額を下げるために他の工場と共同購入するよう提案し、採用された。

1日の作業効率を向上させるために、作業手順を見直すことを提案し、採用された。

工場の業績がみるみる上がっていった。作業時間も短縮された。

次第に、トラ君が怒鳴る回数が減り、ついには怒鳴り声を聞くことがなくなった。

トラ君は、自分の工場の業績を上げたいと願い、怒鳴ることによって皆にハッパをかけようとしていたのだ。

しかし、シロクマ君の行動により、その必要がなくなり、怒鳴ることをやめたのである。

それだけではない。

工場の運営について、ことあるごとにトラ君は、シロクマ君に相談をするようになり、2人はとても良い関係になった。

人事異動の時期が来て、トラ君は、他の工場に異動になった。

その後工場長に任命されたのは、シロクマ君だった。

トラ君が、人事部に後任をシロクマ君を推薦していたのだった。



誰かを変えたいと思った時、その人にどうやって働きかけたらよいでしょうか?

どういう影響を与えれば、その人は変わってくれるでしょうか?


その人に強い影響力を持っていれば、「変わってくれ」と言えば変わってくれるかもしれません。

しかし、そうでないとしたら?

キツネ君やシロクマ君が、トラ君に「怒鳴らないでくれ」と頼んだら、トラ君は、変わってくれたでしょうか?

無理な話でしょう。


相手を変えるには、まず自分を変えることです。

自分を変えることにより、その人に影響を与え、その人を変えてゆくという方法です。

小手先の説得術ではありません。

自分を変えることにより、周囲も変わってくると思います。

世界までも変えられるか?

私には到底無理ですが、本気でそれを願い、実行しようとした偉大なる人がいます。


世界に変革を求めるなら、自分自身を変えることだ(ガンジー)



taniharamakoto at 10:55コメント(4)トラックバック(0) 

2011年10月18日


キツネ君はサル君と海に出かけて、1日海水浴などして、たっぷり遊んだ。

キツネ君が帰りに自分の財布を見ると、1万円足りなかった。

キツネ君は、自分が海で泳いでいる間に、サル君が財布から1万円抜き取ったのではないかと疑った。

この日は2人で遊んでいたので、他には考えられなかったからだ。

キツネ君は言った。

「サル君、僕の財布から1万円盗んだだろう。返してくれよ」

サル君「そんなことしないよ。よく探してみたら?」

キツネ君「よく探したよ。なんてひどいことをするんだ?見損なったよ。早く返してくれよ」

サル君「僕じゃないって。信じてくれよ」

そんな押し問答が続き、結局サル君は盗みを認めないまま、2人は別れた。

キツネ君が家に帰ると、ズボンのポケットの中に1万円が見つかった。

財布から離れることが予想されたので、念のために財布とは別にズボンのポケットに1万円だけ入れておいたのだ。

キツネ君は、サル君を疑ってしまったことを後悔した。本来ならすぐに謝らなければならないところだが、あれだけ言ってしまった手前、なかなかサル君に謝ることができなかった。

その事件以来、キツネ君とサル君は疎遠になってしまった。

それから5年が経つが、キツネ君は、サル君にひどいことを言ってしまったままであることが、ずっと心に引っかかっていた。

キツネ君は、そのことをシロクマ君に相談すると、シロクマ君は言った。

「それだったら、今からでもいいから、すぐサル君に謝った方がいいよ。それでキツネ君は後悔の呪縛から解放されるはずだし、サル君だって気にしているかもしれないよ」

キツネ君は、意を決してサル君を訪ねた。

すると、サル君の母親が出てきて、言った。

「サルは、去年亡くなったのよ。生前、キツネ君は元気かなあ、とよく言っていたよ。昔は仲が良かったのに、突然疎遠になってしまったからねえ」

キツネ君は、自分はなんてバカだったのか、と改めて思った。


謝罪は、タイミングを逃すと、時間の経過とともにできなくなってしまう。しかし、謝らないうちは、ずっとそれを引きずることになる。後悔の呪縛から解放されることはない。たとえ時間が経っていても、キツネ君のように、手遅れにならないうちに、今すぐ相手に連絡して、謝ってしまおう。



taniharamakoto at 13:20コメント(1)トラックバック(0) 

2011年10月13日


ネコ君は、魚が大好物だった。

しかし、ネコ君は泳げなかったので、自力では魚を捕ることはできない。

陸地に魚が落ちているわけではなく、たまに人間が落としてゆく魚を食べられるくらいだった。

そこで、ネコ君は泳ぎを練習する一大決心をして練習を始めた。

それを見たキツネ君は笑った。

「バカだなあ。ネコは泳げないんだよ」

イヌ君も笑った。

「そうだよ。できっこないよ」

みんなが笑った。

それでもネコ君は諦めなかった。

誰になんと言われようと、泳げるようになろうと誓い、特訓した。

そして、ついにネコ君は、泳げるようになった。


http://youtu.be/-54h0vkRo1o

ライト兄弟が空を飛びたいと言った時、他の人達は彼らを笑った。

しかし、ライト兄弟は諦めず、ついに大空を飛んだ。

他の人が何を言おうと、自分の信じる道を突き進めば、きっと成し遂げることができると思う。

「自らかえりみてなおくんば千万人といえどわれ行かん 」吉田松陰




taniharamakoto at 12:26コメント(3)トラックバック(0) 

2011年09月28日

キツネ君は、オシャレなスーツを着て、出かけた。狐お面

ネコ君は、キツネ君を見かけ、「オシャレなスーツだな」と思って、キツネ君に「今日のスーツはオシャレだね」と誉めた。ドラえもん

ところが、キツネ君は、「『今日は』って、どういうことだよ。いつもはオシャレじゃないのかよ!」と怒り出した。パンチ!

キツネ君は、ネコ君に軽蔑され、からかわれたと感じたのだ。


シロクマ君も、その日、オシャレなスーツを着て、出かけた。しろくま

ネコ君は、シロクマ君を見かけ、「オシャレなスーツだな」と思ったが、キツネ君の一件があったので、言おうかどうか、躊躇した。

しかし、言った方がよいと思い直し、「今日のスーツはオシャレだね」と誉めた。

シロクマ君は、喜んで「そうだろう。ずっと欲しかったスーツさ。ありがとう」と笑顔で返した。shirokuma3

ネコ君は、やはり、言って良かったと思った。






キツネ君とシロクマ君は、同じネコ君から、全く同じ言葉をかけられたのに、キツネ君は軽蔑されたと感じ、シロクマ君は誉められたと感じています。

キツネ君が自分に自信を持っていれば、軽蔑されたとは感じなかったでしょう。

仮に軽蔑されたと感じたとしても、自分に自信があれば、「何を言っているんだろう」と、気にもしないでしょう。

しかし、自分に自信がないと、他人の自分に対する評価が気になり、ちょっとしたことでも軽蔑されているような気がしてしまいます。

幼少の頃、親が自分にどのような態度で接したか、にもよってくるでしょうが、大人になってからでも自分に自信を持つことは可能だと思います。

自信を持って生きていきたいものです。



人は軽蔑されたと感じるときによく怒る。だから自信のある者はあまり怒らない。(三木清)






taniharamakoto at 09:13コメント(0)トラックバック(0) 

2011年09月10日



シロクマ君は、朝、その日の食事を買い出ししようと街の市場に出掛けていった。ファーファ

どこの店も開いていたが、とりあえずタヌキ君の店に行ってみると、肉まんがたくさんあった。中華まん・肉まん

シロクマ君が値段を尋ねると、タヌキ君は、「500円だよ」と言った。たぬき

シロクマ君はビックリした。

普段は、100円で売っている肉まんだったのだ。

シロクマ君は「そんな値段じゃ買えないよ。100円で売ってくれよ」と言った。

タヌキ君は、「実は、父親の借金の返済をしないといけないから、お金がいるんだ。100円で売っていたら、足りないんだよ」と答えた。

シロクマ君は、「100円だったら買ってもいいけど、500円と言い張るなら、ウサギ君の店で買うことにするよ」と言った。

タヌキ君は、その日、まだ肉まんが売れていなかった。100円ではお金は足りないが、ここでシロクマ君を逃すよりも、買ってもらって少しでもお金を稼いだ方が得ではないか、と思った。

そこで、タヌキ君は、シロクマ君に100円で肉まんを売った。




キツネ君は、その日、朝から何も食べていなかった。狐お面

夕方、どうしようもなくお腹がすいたので、街の市場に出掛けていった。


すでに遅い時間だったので、ほとんどの店は閉まっていたが、タヌキ君の店だけが開いていた。


早速、タヌキ君も店に行ってみると、肉まんが1つだけ残っていた。中華まん・肉まん

キツネ君が値段を尋ねると、タヌキ君は、「500円だよ」と言った。


キツネ君は、ビックリした。

普段は、100円で売っている肉まんだったのだ。


しかし、キツネ君は、お腹がすいて、どうしようもなかったので、「どうしても肉まんが欲しいんだ。100円で売ってくれよ」と懇願した。

しかし、タヌキ君は、「ダメダメ。最後の肉まんなんだよ。500円出すなら売ってあげるよ」と言ってきかない。

キツネ君は周囲を見渡したが、どこの店も閉まっていて、開いているのは、やはりタヌキ君の店しかなかった。

キツネ君は、どうしてもその肉まんが欲しかったので、500円払って肉まんを買って大事そうに食べた。








この話からわかることは、交渉をするときには、「絶対にこの交渉を決裂させたくない」と、強く思えば思うほど、交渉力は弱くなる、ということだ。

キツネ君は、どうしても肉まんが欲しかったがゆえに、譲歩せざるを得なくなり、500円で肉まんを買ってしまった。

しかし、シロクマ君は、別の店でも食べ物を買うことができたので、交渉が決裂しても構わない立場だった。

だから、譲歩する必要がなかった。


このように、交渉するときには、「交渉が決裂した時の代替措置」を準備しておくことが重要だ。

そうすれば、強い立場で交渉することができるだろう。



taniharamakoto at 22:23コメント(1)トラックバック(0) 

2011年08月29日

突然、小学校4年生の時の同級生だった友だちから、電話がかかってきた。


同じ中学校にも行ったが、ほとんど交流はなかった。

何の用だろうと思っていると、彼は、話し出した。


「憶えてないかもしれないけれど、小学校4年生の時、同級生の田中のオカリナがなくなったことがあって、後で下駄箱の間で見つかったんだけど、先生が犯人捜しをしてさ。

結局、お前がいつも田中をいじめてたから、犯人だということになって、田中に謝らされてたな。

本当は、あれ、俺が犯人だったんだよ。でも、先生に厳しく怒られると思って黙ってたんだ。

すぐ言い出そうと思ってたんだけど、なかなか機会がなくて、ずるずると時間が経ってしまったんだよ。

でも、何年経っても、そのことが頭から離れなくて、いつかはお前に謝ろうと思ってたんだ。

ごめんよ。

今から田中にも謝るつもりでいるんだ」


そんな出来事は、すっかり忘れていた。

「いいよ。全然。忘れてたし」

彼は、「ああ、これですっきりしたよ。ありがとう」と言うと、電話を切った。


そんなことはすぐに忘れて過ごしていると、1ヶ月後、1通の訃報が届いた。

彼が癌で死んだというのだ。


彼は、余命短いことを知り、人生で謝らなければならない人達に、謝ってまわっていたのだ。


葬儀に参列し、遺影を見た時、涙があふれ出てきた。


「バカ野郎。俺だってお前に謝らなきゃならないことがあったのに・・・」





あなたは、謝らなければならないのに、タイミングを逃してしまって、そのことがずっと心に引っかかっていることはありませんか?


もし、あったら、今すぐ電話をかけて謝ってみてはいかがでしょうか?


再び、タイミングを逃すつもりですか?


taniharamakoto at 13:56コメント(1)トラックバック(0) 

キツネ君は、自分の子どもをたいそう可愛がっていました。狐お面

エサが欲しいと泣けばエサを与え、おもちゃが欲しいと泣けばおもちゃを与えました。

子どもはすくすくと育ち、大人になりました。

キツネ君は、もう歳です。

大人になった子どもは、それでもキツネ君にエサをせがみます。

キツネ君は、子どものためだと思い、老体にむち打ってエサを捕らえますが、ついにはそれもできなくなりました。

キツネ君は死んでしまい、子どもは嘆き悲しみました。

そして、エサは誰もくれなくなり、子どもも餓死してしまいました。


シロクマ君は、自分の子どもを可愛がっていましたが、エサに関してだけは厳しくあたっていました。shirokuma6

ある程度成長するまではエサを与えましたが、ある段階からは与えないようにしました。

エサが欲しいと泣けば、まず自分がアザラシを捕らえたところを見せましたが、そのエサは自分だけで食べてしまいました。

そして、「あそこの氷の下にアザラシがいるよ」と教えました。

子どもは何度も失敗しましたが、ついにアザラシを捕らえることができるようになりました。

子どもがアザラシを捕らえることができるようになると、アザラシの探し方だけ教え、子どもをおいて旅に出るようになりました。

子どもは教えられた方法で生きるために必死にアザラシを探し、捕らえ、生きながらえました。

シロクマ君は、歳をとり、死んでしまいました。

子どもは、嘆き悲しみました。

しかし、その後も、子どもは、シロクマ君に教えられた方法でアザラシを探し、捕らえることによって、たくましく生き抜いていきました。


子供を不幸にするいちばん確実な方法は、いつでも、なんでも手に入るようにしてやることだ。(ルソー)

逆に、子供が将来生き抜いていけるようにするためには、物を与えず、その物を手に入れる思考と方法をたたき込むことでしょう。


taniharamakoto at 00:28コメント(1)トラックバック(0) 
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