ニュース

2012年08月04日

広島県警監察官室次席の男性警視(50歳代)が、酒を飲んで自転車を運転し、人身事故を起こしたということで、道路交通法違反(酒酔い運転)容疑で警察から事情聴取を受けているとのことです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120804-00000763-yom-soci

もうご存じの方も多いと思いますが、道路交通法で罰せられるのは、自動車の飲酒運転だけではありません。

自転車も「軽車両」ですから、酒に酔って自転車を運転すると、道路交通法違反となります。

法定刑は、次のとおり。

酒酔い運転   5年以下の懲役又は100万円以下の罰金


人身事故を起こしたということは、「重過失致傷罪」の可能性もありますね。

この場合の法定刑が、5年以下の懲役、禁錮もしくは100万円以下の罰金

これらは、「併合罪」ということになるので、自転車の酒酔い運転で、人身事故を起こした場合の法定刑は、最高で7年6月の懲役、ということになります。

結構重いですね~。(+o+)

自転車だから軽く考えていると、大変なことになります。

気をつけましょう~。(^_^)


taniharamakoto at 20:19コメント(2)トラックバック(0) 

2012年07月31日

交通事故の保険金詐欺で、なんと18人もが逮捕されたそうです。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120731/osk12073102230003-n1.htm

手口としては、容疑者同士が乗る車を接触させ、車に乗っていた人が、怪我をしたことにし、整骨院で治療を受けたと偽って、保険金を受け取る、というものです。

整骨院の柔道整復師も共犯ということです。

ニュースによると、金額は、6年間に8件で約4000万円ということです。

18人もが関わっているというのは、かなり大がかりです。

よくみんな同意して協力したものです。

8件で4000万円というと、1件約500万円です。

これを整骨院で使うとなると、かなりの通院となります。

通常、保険会社は、治療代などを支出するときは、西洋医学の診断を基本とし、整形外科の診断書に加え整骨院の施術証明書などを徴求し、治療の必要性があるかどうかを毎月判断しますので、こんなに通院していると、「おかしい」と気づくはずです。

見落としたのでしょうか。

骨折などの場合はレントゲンなどで判断されるので、おそらくむち打ちなどと偽ったのでしょうか。

むち打ちの場合で他覚所見がない場合には、保険会社は通常6ヶ月もすれば治療費の支払いを打ち切ります。

怪我もしていないのに、それほど長期間治療費を受け取り続けることはできないように思います。

それにしても、こういう人がいるから、本当に怪我をして、通院をしている被害者までが疑われることになるのです。

やめてほしいと思います。(>_<)


taniharamakoto at 21:55コメント(0)トラックバック(0) 

2012年07月25日

静岡県で、教師が自分の勤務先中学校の教室に入っていったところ、建造物侵入罪の疑いで逮捕されたそうです。

え?

自分の勤務先に入って逮捕!?

不思議ですね。

勤務先の会社に入っていって逮捕されるなら、皆さん毎朝逮捕です。


今回の事件、実は、この教師、中学校の女子生徒の着替えを「盗撮する目的で」侵入したということなのです。

建造物侵入罪は、「正当な理由がないのに」建造物に侵入した場合に成立します。

普段、教師の仕事をするために教室に侵入した場合は、「正当な理由」があることになります。

しかし、「盗撮目的」で教室に侵入した場合は、「正当な理由」がない、ということになるのです。

今回は、教室のロッカーの中に、ビデオカメラが設置されていたことから、「盗撮目的」が認定され、「正当な理由」がない、と判断されたものでしょう。

そういうことなので、過去の事例としては、別居中の夫が妻の不貞の現場の写真を撮りに妻の住む自分が所有する家に侵入した場合に住居侵入となった例があります(東京高裁昭和58年1月20日判決)。

ビックリですね。別居中の方は、ご注意ください。

また、家出中の息子が親の家に強盗目的で侵入した場合にも、住居侵入罪が成立します(最高裁昭和23年11月25日判決)。

怖い息子さんです。(>_<)

いくら家族であっても、一緒に住んでいない場合には、勝手に住居に立ち入らない方が無難ということですね。

これから帰省シーズンです。

帰省する時は、驚かせるのはやめて、一言「帰るよ」と言っておきましょう。

ビックリして警察を呼ばれたら、大変なことになりかねません。(>_<)


なお、先ほどのニュースソースは、これです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120724/crm12072416250029-n1.htm


taniharamakoto at 09:14コメント(0)トラックバック(0) 

2012年07月22日

22日未明に、神奈川県海老名市で、信号待ちの車の列に乗用車が突っ込み、6台多重事故となったそうです。

1人が死亡したとのことです。

ご冥福をお祈りいたします。

運転手は、自動車運転過失致死傷罪の疑いで逮捕されましたが、呼気検査をしたところ、基準値を超えるアルコールが検出されたため、酒気帯び運転の疑いでも捜査しているとのことです。


酒酔い運転の疑いというわけではないので、危険運転致死傷罪の適用はないようですね。


運転手は、「海老名市内の居酒屋で酒を飲んだ」と供述しているようです。

まだそんな人がいるのか、という感じです。

酒を飲んだら運転しない、という習慣はかなり浸透してきたか、と思っていましたが、まだまだなくなるのは先のようですね。

くれぐれも飲酒運転はしないようにお願いします!(>_<)


taniharamakoto at 21:36コメント(0)トラックバック(0) 

2012年07月19日

全日本剣道選手権の元チャンピオンの神奈川県警の31歳の巡査部長が、女子高校生から裸の写真を携帯電話に送信させたとして、警視庁に逮捕されました。

容疑は、いわゆる児童ポルノ禁止法違反。

具体的には、当時16歳だった女子高校生に「好きだから裸の写真を送って欲しい」などと言い、携帯電話で裸の写真3枚を撮らせて、自分の携帯電話に送信させた疑いです。

児童ポルノ禁止法は、児童ポルノなどを販売する行為などを規制していますが、今回は、児童ポルノを「製造した」罪です。

児童ポルノ禁止法では、18歳未満の児童に、衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激する姿態をとらせ、これを写真、電磁的記録に係る記録媒体で記録する行為を「製造」として規制しています。

今回も16歳の女子高生の裸の写真を撮らせたのですから、「製造」したことになります。

ところで、児童ポルノ禁止法では、製造された児童ポルノを購入したり、もらったりする行為を規制していません。

このことを知っている方もいると思います。

しかし、安心しないでください。

都道府県によっては、条例で禁止されています。

早速、京都府警では、児童ポルノ映像の購入者を、児童ポルノ規制条例違反で立件する方針を固めたそうです。

他の都道府県も、これに続くと思われます。

http://www.asahi.com/national/update/0719/OSK201207190055.html

知らずに買うと、捕まりますよ。

児童ポルノは、「撮らない、買わない、もらわない」の3原則を守っていただければと思います。


taniharamakoto at 22:20コメント(1)トラックバック(0) 

2012年07月15日

ロッククライミングをしていて逮捕されました。

なぜ?

世界遺産の「那智の滝」でロッククライミングをしたためです。

世界遺産保護法?

いえいえ。

軽犯罪法違反です。

宮司さんは、激怒しています。

「2700年の歴史上、こんなことは初めて。ご神体として祭られているところに入るなんて宗教を侮辱されたようなもので、宮司として絶対に許せない」

軽犯罪法には、次のような規定があります。


第一条  左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
32号 入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者

今回は、敷地内が立ち入り禁止とされているのに、その敷地内に入った、ということで逮捕されたのでしょう。

ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120715/crm12071515140005-n1.htm

「立入禁止」の札が立っているところに入る時は、ご注意ください。

ちなみに、全ての家で、門の外に「セールス立入禁止」の札を掲げると、訪問販売会社は、つぶれてしまうかもしれませんね。

その昔、一休さんは、ある橋に「このはし、わたるべからず」と書いた立て札がある時、堂々と橋の真ん中を歩きました。

立て札を「この橋、渡るべからず」ではなく、「この端、渡るべからず」と読み替えたものです。

この観点からすると、一休さんは、「セールス立入禁止」に対しては、這って入るかもしれません。

「立って入るのは禁止されたが、這って入るのは禁止されていない!」と。(+o+)


taniharamakoto at 17:32コメント(0)トラックバック(0) 

2012年07月12日

色んな趣味の人がいるものです。

7月11日午前6時20分ごろ、神戸市の路上で、男が口の中に指を突っ込んで嘔吐(おうと)しているところを張り込み中の警察官が見つけ、任意で事情を聞いているそうです。

罪は、「軽犯罪法の疑い」。

軽犯罪法第1条では、次のような罪が規定されています。

26号  街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者
27号  公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者

嘔吐物には、つばが入っているので、26号に該当するように思いますし(街路と言えれば)、汚物と言えるので、27号にも該当するように思います。

軽犯罪法が適用されると、拘留または科料に処せられます。

今回、警察官が張り込んでいたのは、今年に入り、現場近くにある女子大付近の側溝に連日嘔吐物が見つかっていたということで、張り込んでいたそうです。

この男かな・・・

警察官も嘔吐する人を見つけるために張り込むとは、大変なお仕事ですね。

男の供述によると、「(嘔吐物を見た)女性に気持ち悪がられるのを楽しんでいた」ということです。

世の男性陣は、どうやって女性に好印象を与え、モテるようになれるかに日夜心を砕いているのに、女性から気持ち悪がられることを楽しむ人がいるとは、世の中広いものです。

とりあえず、私は道路では嘔吐しないように気をつけよう。

ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/6746870/


ところで、タイトルで「女性に気持ち悪がられる方法」としましたが、このタイトルに興味を持ってこの記事を読む方がいるのであれば、この嘔吐男もそうそう変わった人ではないかもしれない・・・(+o+)


taniharamakoto at 18:10コメント(0)トラックバック(0) 

2012年07月06日


痴漢の言い訳は色々ある。

「荷物を持ち直しただけだ」
「手を下におろしていたら、勝手に当たってきた」
「手の平では触っていない。手の甲が触れただけだ」

今回、また新しい言い訳が発見された。

「(女性の)尻に当たったらラッキーだと思って手を振ったら当たった。触ったのではない」

25日に千葉県内の駅のホームで女性の尻を触ったとして、千葉県県迷惑防止条例違反(痴漢)の現行犯で逮捕された男(41)は、そう供述しているという。

同署によると、警戒中の県警鉄道警察隊員が女性を物色しているような不審な様子の下村容疑者を発見。行動をマークしていたところ、女性の尻を触ったため取り押さえたとのこと。

状況としては、被疑者にかなり厳しい。

行動をマークして注意して見ていたところ、尻を触ったところを見つかってしまっているからである。裁判でも警察官の証言は具体的で詳細なものになり、信用される可能性は高い。

警戒中の警察官が、痴漢をしそうな人物を見つけるときには、眼を見る。

そうすると、女性の腰のあたりをチラチラ見たり、凝視したりしている人がいる。

それを「エロ眼」とか「亀眼」と呼び、行動をマークすることになる。

亀には迷惑な話だが・・・。

おそらく今回も、逮捕された男は「エロ眼」だったのだろう。

「目は口ほどにものを言う」

私も、自分が「エロ眼」になっていないかどうか、注意して生活しよう。



taniharamakoto at 20:36コメント(1)トラックバック(0) 

2012年06月27日

医師が、岡山で、27キロオーバーのスピード違反で取り締まりを受けた際、そのまま警察官を26メートル引きずって車を運転し、警察官に1週間のけがを負わせたとのことです。

医師は、当然逮捕されました。

http://www.asahi.com/national/update/0520/OSK201205200103.html

容疑は、3つ。

・最高速度違反(道路交通法) 最高刑懲役6月
・公務執行妨害罪 最高刑懲役3年
・傷害罪 最高刑懲役15年

今回、自動車を運転して人に怪我をさせていますが、「自動車運転過失致死傷罪」は成立しません。

「過失」ではないからです。

医師は、人を引きずったまま車を運転する認識はありました。

人を引きずったまま車を運転すると、怪我をすることは、もちろんわかっていたはずです。

したがって、「傷害」の故意がある、ということになります。

そうすると、「自動車運転過失致死傷罪」よりも重い「傷害罪」が適用される、ということです。

医師は急いでいた、とのことですが、なぜ、こんな危険なことをしたのか!?

きっと気が動転していたのでしょう。

スピード違反だけの取り締まりだったら、前科がなければ起訴されることも通常はありません。

反則金を払って終わりでしょう。

しかし、これだけの罪がついてしまうと、前科は免れません。

ミスを犯した場合、そのミスから逃げようとして行動を起こすと、より重大で深刻な事態に陥ることがあります。

気が動転する場面ではありますが、同時に冷静な判断が求められる場面でもあります。

改めて気をつけたいところです。


taniharamakoto at 08:42コメント(3)トラックバック(0) 

2012年06月25日

6月24日夕方、岡山市の住宅街で4歳と3歳の男の子が雨で増水した用水路に転落して溺れ、死亡したという痛ましいニュースがありました。

用水路の水位は約1メートル。転落防止用の柵が途切れている場所もあり、警察は2人が誤って転落したものとみて調べています。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5064008.html

2人のご冥福をお祈りいたします。

転落防止用の柵が途切れている箇所から子供たちが転落したのかどうか、問題となりそうです。

もし、そうだとすると、自治体の責任も出てくる可能性があります。

民法では、「土地工作物責任」という制度があり、土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があって、その瑕疵によって誰かに損害を与えた時は、その工作物の占有者が、被害者に対して賠償責任を負う、という制度です。

転落防止用の柵も、「土地工作物」と判断されるでしょう。

過去に、一般道路を歩行中に河川に転落し、死亡した事故について、道路と河川との間に設置された防護策が撤去されたまま放置していたことが、自治体の損害賠償責任を認めた判例があります(東京地裁平成16年12月17日判決)。

安全管理を怠った自治体の責任を認めたものです。

これから暑くなってくると、水遊びをする子供も増えてきそうです。

各自治体には、安全管理に十分注意を払っていただきたいと思います。


taniharamakoto at 10:11コメント(0)トラックバック(0) 
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